当社の障がい者雇用コンサルティングサービスは、単純な人材紹介だけでなく、企業様の課題やニーズ、障がい者雇用の準備、採用後のアフターフォローまで、幅広く提案しています。
本記事では、障がい者雇用において課題を抱えている企業様に向けて障がい者雇用コンサルティングサービスについて具体的にご紹介していきます。
障がい者雇用コンサルティングサービス概要
障がい者雇用コンサルティングサービスでは、下記サービスを提案しております。
では、各サービスについて具体的に紹介していきます。
コンサルティングサービス
コンサルティングサービスでは、障がい者雇用の事前準備から障がい者を雇用までをサポートしています。
- ヒアリングによる課題整理
- プロジェクト企画立案
- 社内環境整備(設備面、人員配置等)
- 職員研修
- マニュアル作成
- 人事担当者向け相談支援(対面、メール、電話、オンライン等)
- 人事トラブル時の面談立ち合い+問題解決支援 等
ヒアリングでは、お話しをお伺いしながら、企業様の課題を丁寧に整理していきます。
整理した課題をもとに進めていくプロジェクトをプランニングし、どのように障がい者雇用を進めていくか、方向性を固めていきます。
その後、社内の環境整備を設備面と人員配置や職員研修など、細かい箇所の調整を行います。
障がい者スタッフの人材紹介サービス
人材紹介サービスでは、企業様のニーズに合った人材を紹介していきます。
具体的には以下のような人材をご紹介します。
- 精神、身体、知的障害の方
- 元通訳者やSE、建築士、フローリストなど様々な経験をもつ方
- 特別支援学校の新卒・第二新卒者 等
人材紹介サービスでは、採用だけでなく、採用後のフォローも行います。
- 採用後3~6ヶ月、月に1回の訪問またはオンライン面談により、定着支援を実施
- 就労支援機関と連携しながらチームでフォロー
また、残念ながら試用期間で雇用終了になった場合も、ご本人へのフォローと次の就職探しの支援を行います。
職業指導員、心理カウンセラー等の派遣
また、職業指導員や心理カウンセラー等の専門知識を持ったスタッフの派遣も行っております。
- ジョブコーチ
- フローリスト
- 臨床心理士
- 産業カウンセラー 等
障がい者雇用を進めていくと、想定しない課題にぶつかることがあります。
このようなケースでは、企業様のニーズにあわせて、職業指導に必要な資格・経験等のある専門スタッフを派遣します。
特例子会社設立支援/運営サポート
コンサルティングサービスでは、特例子会社設立や運営サポートも行っております。特例子会社とは、障がい者雇用の促進、安定を図るために設立される会社です。
支援と運営サポート、それぞれの面から解説していきます。
特例子会社の運営サポートでは、日々の運営に関する助言、サポートスタッフの派遣、行政や就労支援機関との関係構築支援等を行っていきます。
障がい者雇用コンサルティングサービスの特徴
当社の母体は、障がい者福祉施設を複数運営する一般社団法人アプローズです。
ここで培われた経験やネットワーク、人材育成のノウハウやナレッジ等をもととしたコンサルティングができます。また、都内に約100か所ある就労移行支援事業所と連携し、豊富な人材紹介もあわせて提供しております。
障がい者雇用のサービス開始から、以下のような実績を持っております。
- 約3年半コンサルティングの実績3社(うち2社上場企業)
- 人材紹介サービスの実績11社(うち8社上場企業)
障がい者雇用についてお悩みの人事担当者の方は、お気軽にお問い合わせください。
障がい者雇用における課題
障がい者雇用を進めていく上での課題には、一体どのようなものがあるのでしょうか。
障がい者雇用の課題を、
それぞれの観点から紹介していきます。
企業側の課題
アンフィニテの専任コンサルタントが実際に採用担当者様とお話ししていく中でよくご相談いただく課題としては、以下のようになります。
- 障害者を採用したいが方法がわからない
- 離職率が高い
- 優秀な人材を確保できない
- 障害者を育成できる職員がいない
- 障害者をフォローアップできる職員がいない
- 仕事の洗い出しが難しい
- マニュアルがなく業務の指導に職員の手が取られる 等
採用までの準備体制がしっかり整備されていないと、企業のニーズとミスマッチな採用をしてしまい、指導に時間を取られてしまいます。
また、従業員に負荷がかかってしまい、従業員から障がい者雇用に対する理解を得られなくなってしまいます。
そのため、事前に課題を明確にし、採用から定着までのフォローやサポートを包括的に行う必要があります。
求職者の課題
では、就職希望の障がい者側の課題としてはどのような課題が挙げられるのでしょうか。
- 体調管理が不安
- 困ったときにフォローしてくれる人がほしい
- どのような業務が自分にとって適正なのかわからない
- 障害をオープンにして働くべきか悩んでいる
- 外出できないのでテレワークできる求人を探したい 等
上記の課題は、就職を希望する障がい者だけで解決するのは難しいケースが多いため、周囲の人たちがサポートする必要があります。
サービス利用の流れ
実際に障がい者雇用のコンサルティングサービスを実施していく流れとしては、下記のようになります。
それぞれを詳しく紹介していきます。
ヒアリング
採用を進めていく上での、採用目標人数、採用計画等を共有した上で、切り出し可能な業務や受け入れ部署の選定を行います。
他にも、人事体制やフォロースタッフの有無、実習の可否等のヒアリングを行います。
プランニング
ヒアリングをもとに業務レベルまでタスクを落とし込み具体的にプランニングを進めていきます。
プランの内容によっては、新規プロジェクト立ち上げや障害福祉サービス事業所の立ち上げ(許認可取得、運営支援等)が必要な場合もあるため、合わせて提案してまいります。
プランの内容を実施する上で必要な、社員研修(障害の理解、ワークショップ等)も併せて進めていきます。
社内決裁サポート
障がい者雇用は、進めていく上で人事担当者の方の負担が大きくなってしまうため、社内決裁を進めていく際の下記サポートも行っております。
- サービスコスト・タスクスケジュール
- 同業他社の取り組み事例の提供(価格・サービスの比較表)
- 上申資料の作成(社内プレゼン資料・見積書等)
- 上申会議への同席と意見具申
上申資料作成はもちろん、上申会議への同席も行います。
コンサルティングの実施
社内決裁が降りた段階で、実際にコンサルティングを実施していきます。
コンサルティングの実施については、下記のような流れになります。
- 各部署の担当者へのヒアリング
- 現場視察
- (場合によっては)数日コンサルタントが現場に入り、業務体験
- 切り出し可能業務の提案
- マニュアル作成・見直しの提案
- 職場環境改善提案
- 採用条件のすり合わせ
- 採用ターゲットの絞り込み
採用の準備だけでなく、採用後のフォローも行っております。
障がい者雇用コンサルティング事例
これまでの障がい者雇用のコンサルティング事例を紹介いたします。
- 特例子会社のサテライトオフィス開設にあたり、技術スタッフとして精神・知的・身体障害者約15名の人材をご紹介。
- 同様のケースにて、事務職員として精神障がい者約10名の人材をご紹介。
- 都内の医療法人と共同で、就労継続支援A型事業所を設立。初年度に18名の障害者スタッフを雇用。
- 大手飲食系企業に対し、採用人事担当者向けコンサルティングサービスを実施。障害者雇用3か年プランを提案するとともに、日々の業務に関する相談に随時乗っている。
業種や職種、採用人数、会社規模等に関係なく、幅広くサポートを行っておりますので、障がい者雇用を進めていきたいとお考えの人事担当者の方は、お気軽にご相談ください。
さいごに
障がい者雇用を進めていくには、業務の洗い出しや職場定着までのフォローのために社内全体で取り組んでいかなければなりません。
しかし、人事担当者の方だけで進めていくのは、非常に大きな負担となります。
当社では、精神科クリニックや障がい者施設等で経験を積んだ専任のキャリアコンサルタントが障がい者雇用をサポートするため、従業員の方の負担を減らしながら障がい者雇用を進めていくことができます。
特例子会社の設立支援では、許認可申請手続きの補助やサポートスタッフの採用支援、環境設備面の助言指導等を行っていきます。